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ガンダムSEEDDESTINY36話「アスラン脱走」感想

とうとう、アスランが行動を起こしましたね、しかし先手を打たれて追い詰められて、とは私的にはあまり考えていませんでした。
そして今回の話密かに議長・レイ祭り?メイリン祭りといわないところが私ですが・・・。

さて、感想ですが今日は外出先から一度見ただけで感想を書いていますので、台詞は正確でなく少しニュアンスが違う事もあるかも知れませんご了承下さい。

■議長VSアスラン
ディステニーは元からシンを想定、インパルスのデータや敏捷性などをカスタマイズしている機体、最高権力者からそう言われて喜ばないものはいないと思いますね。シンの心情の欲するところである「みとめられて、頼りに」されたわけですので特に。
そしてレジェンドは誰にでも操作を容易にしたドラグーンシステム、もうここですでに議長の心情は発覚。ある意味誰にでも代わりに乗らせる事は可能、と暗に仄めかしている様に感じました。
戦争をなくす為の機体なのかとの疑問には「彼らは言葉を聞かない」ならば「力で」との弁。
・・・・何時お話し合いをしたんでしょうか?
アスランは以前、キラ達の戦争介入についてその考えを「理解できる」が「納得いかない」ときり、決別をしたわけですが、根底は違う方法ではあるが道はつながっているはずだからどこかで交わる事もある、と思っていたんですよね。
戦争というもの自体をなくす、非戦を実現する。
その最終目標はまったく同じなのにAA/フリーダムを攻撃した、その前に「話し合い」を何故しなかったのか、と詰め寄るわけですが。向うから来いってか?傲慢!(まあ国家代表やし来たらシメシメやっただろうけど)
巧妙な罠は何年も前から用意周到にされていてまったく勝ち目なし、ああ言えばこう言うで丸め込まれていくのです。
「(話し合いに)彼らが来ればよかった、私の声は聞こえていたはず」=先にラクス襲撃でこれなくしたのはアナタ、「ラクスだってこうして戦おうとしているのに」=それはアナタのラクスでしょ?
「キラ・ヤマトは不幸だった」=勝手に決めるな!という感じで反論していただきたかった、どうしてしなかったんだろうか、アスラン。シンがいても今更なような気がしたんだけど、そのあたりがアスランの不器用さなんですかね、そして言っても通じないと感じたのかもしれませんが。
軍配は簡単に議長に上がってしまいました。シンも議長の味方だし。
この質問とか一連の言動は議長に「もうだめだなこいつ」とアスランを切る結果になったようです。

■議長の夢?
このアスランとの問答で見えたのは議長が求めるもの、という気がします。
キラを例にとり、「彼は不幸、あれだけの資質を持っていながら自分を知らぬためにその力を使う術を知らずに時代に翻弄された」と言うようなニュアンスの言葉で評して、「もし彼が自分を知っていたら役割を知っていたら彼自身の力は称えられて幸福に生きられた」とさり気にキラの人生を否定。(そして反対にシンに、君は上手く自分を出すことができてるから幸せに成れるはずといってるようなもんか)
デュランダルの中では「人」とは「自分を知り満ち足りるのが幸せ」なことであるとの定義らしい。そんな世界を作りたい、夢みたいな話だけど。と括りましたが。
やる気満々じゃね-の?
戦争が終われば、その遺伝子で人の可能性を切って役割を与える世の中にしたいわけか…ロゴスと一緒だね。これは。
結局、人類ナチュラルもコーディネーターもすべては生まれ持った資質=遺伝子で判断しようという事なのかもしれません。それは婚姻統制とどう違うんだろう?人類をこれからどうしたいのか、支配したいのか?議長の黒さの片鱗が少し見えてきた、のでしょうか?

■ギルとレイ
腹黒い。レイが今まで静かだったのは皆を観察していたそれを逐一報告していたわけだ。
アスランを取りこんだのは戦士としての能力とキラ・ラクスの動向を探るため、かな。隠しどり写真何時の間にやら入手…あれはルナマリアストーカー写真?ならタリアの報告なわけか??
AA/フリーダムへの思いが強く、余計な事を考えるので操れない。というアスランの評価。ザラの息子・ラクスの婚約者という美味しい役どころをいっぱい持ったアスランでしたが議長いわく「キラ・ヤマトのせい」で駄目ならしいです・・・。ぎちょ、何をそんなにキラに怨みがあんのよ?
レイはなんとなく解る、仇同然らしいし。でもギルは何でなんだろう?
キラはシンに討たれたと思っている二人ですが、結局キラを胸に住まわせている限りアスランはこちら側にはこない、とのことで「罪状でっち上げ」で処分決定。
射殺もOKだそうです。
これで決定的に自分の存在が議長にとってジョーカーになったとアスランは気づいた、よね?

■ミーア
整形だったんだ…声が似ていたのかな?
議長は自分の認めた役割のものしか要らないと自分で解っている、でもそれはラクスが出てきて雲行きが怪しくなれば殺される。という事なのですが。
彼女に手を差し伸べたアスランの心境はやはり”同情”なのでしょうか。利用されたもの同士の。
結局、ミーアは自分を必要としてくれるなら仮面をかぶりつづけるという茨の道を選択して決別。
でも、ミーアは演技からではなくアスランの事は好きだったんでしょう、危機を知らせに来たぐらいだし、ラクスに成りきるために必要なモノと考えたり議長には言い含められてはいたでしょうが気持ちはあったと思いたいです。
議長の考えの片棒を担いではいますが彼女は今後、ずっとラクスを演じつづけられるかなあ?と。疲れて来ているし、議長の怖さも知っている。もし秘密を話すような事があれば彼女に訪れるのは”死”。ラクスのところに駆込んだりしたら面白い展開だなあと思います。

■メイリン
彼女の行動、「憧れている人には自分の理想のままでいてほしい」というエゴからそこまで演技できたのか?もちろん死んでほしくない、という気持ちはあったと思うけど。
ルナマリアほどにアスランと親密ではなく、いつもどこか遠い人憧れ、見つめているだけでいい人。確かに女の子にはそういう心情があります、アイドルを見るようなものでしょう。それがセイバーを落とされてからパッとしない、理想からかけ離れる。その気持ちが「殺されるくらいなら行ったほうがいい」?なのかと思えました。
それが結局流されてついていく事になった。
メイリンはどうして軍に入ったのだろう。そのあたりはわかりませんが、姉へのコンプレックスは強い様。張り合いたいとかそういった意味合いでの志願なら、あまり軍への忠誠心はない。
アスラン次第で変わる可能性のある子なのですが、自分の意思がはっきりしないって将来怖いなあ、今日の出来事で一番行く末心配キャラになりました。

■アスランVSレイ
レイとギル的にはもう、秘密を知り過ぎているから”死”しかないアスラン、いい口実なわけですよね。赤服の白兵戦勝負はアスランに軍配。
「やっぱり逃げるんですか」
先の大戦でのことを言っている以上に含みを感じます、クルーゼの部下として裏切った事もお腹立ちなの?ギルだけでなく、何しろ脱走兵、という理由で討てるので容赦はないでしょう。
今のところギルの指示で動いている、という感触ですがレジェンドに乗り込み、その力を発揮できるならば彼もまた、その力の虜になるような気がします。

■そしてアスラン
とうとう意を決しました、というか先手を打たれそうするしかなかったんですが。(セイバー落とされてからどれ位経ったのか知りたいな、もう!彼らの時間にしては短いのかもだからね)向うは自分の命を狙ってるのでもう相手の”異常さ”も身に沁みたでしょう。
キラとの夕日の決別を回顧、キラが言った議長への疑惑、現実になってきたわけです。
「戦う人形にはなれない」
結局自分は議長の傀儡だった事に気づいた。
詭弁に惑わされていたわけ、その証拠に戦いをなくしたいといいつついくらでも戦い続けている、AAとフリーダムのことにしろ、新MSのことにしろ。
さまざまな情報を持って出奔、AAに向かうという事ですが・・・。キラ、生きてると信じてたか!
ヨシ!
でも受け入れてくれるかしら?←不吉な…(まあ、キラいるし大丈夫!迎えに行って?キラ←個人的妄想)
戦争のむなしさを人一倍わかっている人で、自分の意見をしっかり持っているのだから迷いがなくなれば元の強さも復活だと思います。

■その他諸々
・キーサーカー!!連合の制服?
それってスパイ?スパイ?よね。アスランの危機を助けるのか?それともザフトの情報を掴みたいのか。面白くなってきそう。
・アーサー、「裏切られたらジブラルタルお終い」縁起でもないが作戦としてはあり得る?ちょっと預言者として期待?
・シン、与えられたおもちゃに夢中、でしたが。
「追うのはアスラン・ザラ」に驚きの顔。
あんなに見下していたのに、なんか不思議な反応に思えました。でもその反応から来週何に気づくか?アスランはシンに何にか語りそうですね。アスランの誠実でまじめなところをシンは解っていると思うのでどうなるのか、シンもまた闇を抜けるのか、心配しつつ期待でした。

今回はアスランの周囲の人の思惑、感情がよく描かれていたという印象でしたね。
一度しかそれも流してみただけですので、よく練れてませんしいつもより又駄目感想ですが明日帰宅して又見直しして追加があれば書こうと思います(特に議長対アスランのとこ)。
さあこれ舅のPCからでして.ADSLでもなんでもないダイアルアップ…接続上手く行くか不安だ…。


以上!
by inazuma-pikari11 | 2005-06-25 23:45 | destiny感想
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