2005年 02月 20日 ( 1 )

ガンダムSEED DESTINY18話「ローエングリンを討て!」感想

最近、やっとシンがストーリー上活躍し始めました。
しかし、軍人としてどうなんだろうと考えると、上官への不敬罪とか命令違反とか、よくもまああれだけ気ままな毒吐き小僧が何の懲罰もなく普通に任務に就いてられるな、とも思うんですが。
それと同時に、彼は軍人となって「力」を得た後、何をしたかったのか、ということが見えてこないんですよね。
シンにとっては、家族が「アスハに殺された」と言うことが、自分か信じていた世界の崩壊を意味すると思うのですが、その時に自分に力があればこんな結果にならなかった、ということでザフトに入隊してインパルスを得て。
その後のことを彼としては、どう考えていたか?
「平和」のために尽力したいと思っていたのか、自分のような人を作りたくないと思っていたのか、オーヴへの当てつけだったのか?
多分、「力」を得た後のヴィジョンはなかったんではないでしょうかね?
もう、「力」を得た時点で彼の思いは遂げられてしまって。
だから、戦争になった今過去の感情のままに「力」を行使する。過去のまま時間が止まってるからあの時の悔しさを代行して思いを遂げてるだけ。そしてそれが彼の正しき道で、過程はどうであれ任務を遂行できていれば文句ないだろ!になってるんじゃないかと、思うんですが。

というところで今回の感想はシンを中心に書いてみます。

■「ローエングリーン突破作戦」ブリーフィング
アーサー「さあ、いよいよだぞ!」って副官らしきはっぱを掛けて、皆の士気を高めといて、イザって時に「そこで今回は…アスラン代わろう、後は君から」って!見せ場でしょうが!
まったく、大丈夫かな?もう。このタレ目中間管理職。
それも、アスランの説明にウンウンって、説明できないってホントは分かってなかったんかいと思わせるね。ホントに有能なんでしょうか?やっぱり今後大化け予定?
まあ、いつものようにアーサーに癒されといて、アスランの詳細説明にまたまた反抗的なシンまったく何が気に入らないんでしょう。アスランの実力とかは認めているってのに、やはりオーブにいたのに、出戻りでやることに一貫性がないじゃん、というところが最大の気に入らない理由?
先週のアスランのお言葉は、届いてなかったってことか、実は気を引きたいってことかな?そうなると子供っぽすぎですが、彼はホントに感情的すぎ。自分を飾ろうとしないし、隠そうともしない。そういうのはカガリと一緒だから、アスランも扱いなれてるし構いたいんじゃ?とか最近疑いますよ。もう~。
でもここまで反抗されたら、嫌になるか、かえってかわいくなるか?なのかもしれません。
だって、「じゃ、やってくれるか?俺たちは後方で待っていればいいんだな、突破できたら知らせてもらおうか」ですから、逆に笑顔でやり込める余裕もありだものね。
やはり、アスランは彼を部下として、その実力を評価してでもその「力」の使い道を正しい方向にと導いてやりたいと思っている師弟愛的なものは感じますので。
アスランにやり返されて「え!?」な彼は、ああ言い過ぎた、と一瞬は思ったでしょうが、またあのミス・コニールに「大丈夫なのか?こんな奴で、隊長はアンタなんだろ、アンタがやれば?」でまた怒!
シンは、こうして自分を守るしかないでしょうね、反抗的態度で自分を奮い立たせてきたんじゃないかと、思いはじめました。家族を殺されたということを忘れたくないから、こうしていつも怒ってるのかなとかも。
アスランにはパイロットとしての実力は認めているんですけど、上手く受け止められない、硬い殻を被ったまま、棘を一杯出して必死で自分を守ってます。
まだ、信じられない、と思ってるとも思いますが。
それを破るのはやはりアスランなんでしょうか?少しずつ距離を埋めていって。
でもフリーダムに乗ったキラと戦うことが最終的に彼を変えればいいのに!早く再会して欲しいな。(キラ萌えな私のボヤキです)

■作戦開始
毒づきながら真っ暗坑道を進むシン。アスランへの不満爆発。本人がいてもいなくても同じ調子なとこは裏表なくて好感、だけど軍人としてはホント不敬すぎ。いけませんね~。
ビックリは、コアスプレンダーに付いていく、他のフライヤー!
はぁ、コアスプレンダーがあんなにガツンガツンぶつかってた狭いとこを、大丈夫なのかとドキドキつか、有り得ないとか思ったこんな作戦。
坑道を抜けて、遅すぎず早すぎず何とか間に合ったシン、ですが。
やっぱりムダ玉多いというか、徹底的というか過剰な戦闘行為に残虐性を加味されて。(本人は知らないことで、MSを撃墜するには勿論人の死はついて来るんですが、それははっきりとした実感ではないためにああいった”殺人”を見せる演出だったと思いますが)
収納されようとする陽電子砲を何とか撃破しようとして、守りについてたタガーLを蜂の巣に。
やらなければ失敗する、という気持ちが勝っての行動だとは思いますがとにかく激しく撃ちこんで。
後味悪いったら。そういうのを我々に投げかけてるんでしょうけど、これでいいのか、ということを。
まあ、この活躍でまた作戦も遂行でき町も守れたわけですが。
アスランの方も、あのカニさんに苦労しててちょっと「くそっ」とか舌打ち。今回は不殺はムリですかね、上官としての立場もあるようですし。


■戦闘終了後にガルナハンで…
作戦成功で、怖いものなくなった民衆は今まで暴力的な支配を受けていた連合軍を反対に虐殺・略奪。
抑圧された民衆が開放されての行き着く先はこれですか、やはり。やられたことはやり返し。イラク戦争とダブらせる作りで旗を燃やしたりも。
町を救った、インパルスは町に降り立ち民衆と喜びを分かち合うためにシンもその輪の中に。
英雄として迎え入れられて、有頂天に。以前「ヒーローごっこじゃない」と言われてブッタたかれたってのに何か、またシンが勘違いしそうです。
彼は自分達がやった後の結果、連合とかどうなったかを考えることもないようですね。
皆の笑顔に自分の達成感がプラスされて、それでもう考えは先には進まず完結、といった感じで。気がついて欲しいんですねそういう戦争が人の何を変えるのか、というところを。
同じくしてセイバーのアスランも町に降り、民衆の行為に眉を顰めておりましたが、それはミネルバ内のタリアも同じだったようですね。この方達は分かっているようですが。
町を救ったのは、「ミネルバ」ですよ、と誇示するかのような着陸。まさに町のヒーローですよ。
しかし喜びの歓声の中、彼らには確かにナチュラルだからとかコーディネーターだからという壁はなく、人間が人間を支配や抑圧のない関係で同等であれば、自由であれば種は関係ない、というところでしょうか?
議長が狙ってるのはそういうところなんですかね?
ただ、これもきっとその時ばかりの歓喜ムードだから戦争が始った根本を忘れ去られているだけならば少し悲しいと思ったりします。

撤収前のアスランとシンの会話も、シンはもう作戦成功で自分の働きに満足していて。アスランは「俺達の任務は終わりだ」と、任務のために自分の考えを抑えて抑えて、軍人に徹しようとしている苦しさが混ざり、「力」による解決がホントに良いのかとの躊躇を民衆の笑顔を見て考えたでしょう。アスランとシンこのギャップが彼らの溝なんでしょうか?
憎しみの連鎖、「力」押しでは何処まで行っても断ち切れないものだと、どうすれば切れるのかと答えは見えないアスランもやはりこれから苦悩し続けるでしょうが、まず、自分の置かれてる立場にもまた苦しみそうですね。その周囲にいるシンやルナも、その姿を見て自分の役割とか世界を感じながら任務について欲しいと思います。
レイに関しては、ちょっと不気味な感じに話しませんので、これからどうなるのか。差し詰め来週議長と何かお話しそうだから、動きがあればな、と思わずにいられませんが。


■今週キラは
アイキャッチだけ・・・ガクリ
嗚呼~キラはまだ海の底だったんでしょうか?
はあ、いきなり出てきてまた悟りを開いてたらどうしようかと。
最近これが怖かったりします。

最後にちょっと失笑もののルナマリアの「予防線張られた」ですが、大丈夫。
アスランはアナタのアプローチには気づいてませんよ!天然ですから、彼!

では来週は待ちに待ったぎちょ~!
に、ハイネ出るんだね。アスランの「ガチョーン」(古)だか「ガビーン」(さらに古)の表情に大うけしつつ、また来週を楽しみに待ちましょ。
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by inazuma-pikari11 | 2005-02-20 01:34 | destiny感想