ガンダムSEEDESTINY31話「明けない夜」感想

いきなりですが、冒頭タリアがシンに対して「勝手な捕虜の解放、クルーへの暴行、MSの無許可発進、敵軍との接触。こんなばかげた軍規違反聞いたことないわ」
ドアの外で赤い服着てるアスランとか言う人も、それに近いことをしたんですが。ええ確かに。
と思わず突っ込んでしまったんですが。
シン…ここまで黒く成長なさるとは。
感想です。

■シンの言い分
個人的に、皆より多く係わった経緯があるステラを可哀想だと思い、死に掛けている所を助けるには返すしかないと、彼女をああいう風にした地球軍も、研究材料として扱うザフトも同じだと。どちらもステラを人間的に扱っていないことに対して、また被害者である彼女を何故こうまでするのかという反発が彼を結局動かしたらしい。
シンからすれば、お互い"戦争の被害者”で、自分から戦場に飛び込んだものと、意思に関係なく戦わされているもの。過去、力を持っていない為にたくさんの物をなくした自分を重ねていたんでしょうか。
アスランとの会話で「そんなに思いつめていると思わなかった」といわれ、「嫌だと思っただけ」と答えるシン。ぶっちゃけ引いたよ。前回の涙は何?とか思わせました。
が、彼にとってはステラは自分が戦って救いたい、"戦争の被害者”の代表格みたいな存在で、だからどうしても助けてあげたかったんでしょう。
しかし、その後を考えてない、自分の自己満足の為に起した行動のつけはどう跳ね返るか。
「ネオ」へのお願いが聞き届けられると信じている、夢みているところが甘さというか、短絡的な行動というか。自分は一人の被害者を助けられた、良かった、間違ってないという傲慢な考えを誰が打ちのめすのでしょう。

■アスラン
なぜ、シンに会いにいったのか?シンが何故こんな行動を犯したか、の確認でしょうが。
人一人逃したとて解決にはならない、その事実を知ってはいるが感情に支配されたシンとはまた対立。
戦争の根本的な悪を見据えているアスランと表面に、その場限りに捕らえている二人の対立の構図でしたが、アスランの様々に抱える疑問に気づかせてくれ、迷いを吹っ切らせてくれるのはやはりシンかも知れません。
逆に少しずつ考えはAA側に傾いてきたかも。アレほどのことをしても無罪放免にした司令部の裏に議長がいて、彼の人にどんな思惑があるのか疑問を持てばですがね(まだ信じてるのかしら?)。

■レイの刹那的な思い
この人もステラを返したのは自分の境遇とダブったのでしょうが、過去は終わったこと、これからも何が起こるかはわからない、祈るだけ、とどういう気持ちから出る言葉なのでしょう。
自分の命数とかを知っているような、そんな発言。どきりとさせられますが、でもバックに議長がついているからこれに対しての処分も割りと楽観してると。
議長と何を企んでいるのか?などと最近思い始めました。

■優しさを隠すための仮面?
ネオは、本当はシンとの約束を守りたかったのでしょうね。
無情な命令、優しく追い詰めて戦わせる指揮官としての自分を隠し偽るための仮面。自分を護る盾なわけでしょうね。表情を隠すことができるものね。(自分が誰か知られないための物ではないようですな、仮面は)
どうしてロゴスにいるのかもわかりませんが、あの体中の傷は・・・やはり?
この人もようやく話に本格参入なんでしょうか。強化人間を使い捨てする、虐殺OKのロゴスの方針にどこかついていけなくなるのかな?
ステラを戦わせるための感情の篭っていない棒読み的な説得が少し以前と違ってきた、「戦う意味」を考えていると思いたいです。

■カガリ
復活の兆しですね。彼女が本当に自分が甘やかされていたことを知った、その甘えも自分の力が足りないうちは借りてもいいんだと、ある意味独りよがりに頑張ってきた過去を、断ち切って先を見る目を養っていけそうです。犠牲は本当に大きかったと思いますが。
一皮剥けましたね。やはりオーヴ国内もセイランの強攻策に反対する人もいるらしい。彼女を待つ人もいる、とのことだし、本人も帰る気満々ですが実際は難しいことだよ、国をあけている責任はどうとるのかも考えないとな(ああ、テロリストキラのせいだから国民は同情的か?)。「時が来たら」待つのも手ですが、自分で時を掴んで欲しいかと思います。
AAの支援先はスカンジナビア王国でしたか。と言うことは元中立の国はイザとなれば連合を抜けるね、オーヴがその理念を取り戻した時にでしょうが。

■トリィきた~!!
キラ&トリィと来たら必ずアスラン絡み・・・!キラはセイバー斬りのあとの心情一瞬スルーされるのかと先週思ったので、肩にトリィがいた瞬間「キタ~」と一人で喚きましたよ、年甲斐もなく。
些細なすれ違いで戦った先の大戦、深みに嵌って殺しあった、それがまた繰り返される。
キラもまた悩みながら、本当は自分が間違っているのではと疑心暗鬼の中で進んでいる。アスランの言うことの方が正しいのでは?と。キラはカガリを連れてきたこともあるし、ラクスが狙われた立場にいたために自分が弱音を吐けなかった、それが達観したように見えていたのかな?
アスランの言うとおりだったら自分達のしていることは意味がないのではと悩み、マリューさんに打ち明けてみた。う~んここだけの話「あなたはあなたで頑張って」とかって突き放されてるような励まされてるような・・・微妙でした。
でもマリューさんとキラ。この構図とても好きなんですよね。マリュさんの弟分なキラがね。
前作自分を戦争に呼び込んでしまったマリューさんを責める言葉はなかったキラ、何もしてくれなかった大人の一人なんですよね、彼女。フラガもだけど。でも戦ううちに戦友になり、同じ理想を持つ同志になり。
守りたかった人を守れずに悔やんだキラと、守られたマリュー。個人の想い、大切な人やものを守りたいからこそ世界が愛せる、だから戦える。キラは今守りたい人たちがいて、マリューは大切な人が守った世界だから守りたくて。
何かを守りたい気持ち。「想いだけでも、力だけでも」
二つが拮抗しているAAと、力が先行するシン。想いが定まらないアスラン。
同じ所に向かうのに違う道を取ったために敵対してしまう2人。
AAの人たちは本当に個人的な想いから端を発していてでもそれが何事も根本にあるからだと、信じて引き返せない道を歩む。究極のエゴイストと言われればそれまでなんだけど。
個人の想いあってこそ、世界を守ることだとしている、個人がどこまでできるかという問いかけと大切さをAA側は表現しているのでしょうが。
キラが思い悩んでいるシーンが見れてよかった・・・アスランを思って泣いてくれれば、今晩は一人祝杯だったのに・・・(何かにつけ祝杯・・・またか自分)

■増長の果て
エースだからという自覚もあるでしょうねシン。そして自分の考えが正しかったからお咎めがなかったのだ、と思い、アスランをしてやったりなシンですが、完全に格下扱いになってしまったね・・・。アスラン。
レイはこの裏を知っているように思いますが、シンは自分の考えを認めてもらったと思っているでしょうから、その鼻っ柱を折られる時が楽しみです(鬼畜)。
アスランも、いい加減色々疑問に思え!ホント一回種割ったれよ(なんてね)。
しかしミネルバは、人間関係悪いな~針のムシロ、逆にAAはアレだけの軍人が入ってきても和気藹々・・・。
ミネルバある意味危機ですよね、チームワークなさそう。

■デストロイ
反則なMSだな。あっという間に3都市全滅か・・・。
しかし議長がシンのお咎めなしを決めたのもデストロイを知っていたり、強化人間のことはきっと調べ上げなくても知っているから、シンの遺伝子情報の優劣と秤をかけてシンに軍配を上げた、わけでしょうから。
「行きます」と言って出撃していったキラの方が心配だ・・・。苦戦も萌えなんだけど・・・。アスランは今キラを助けられる機体を持ってません・・・(泣)つかキラが壊したんですが。
大丈夫かな?

■いろいろ
・チャンドラ・・・「温泉があるんだぜ」ってミリィまだ入ってなかったんだ。
・だからターミナルってなによ?キサカのいる組織なの?


来週はキラまたタネワレ・・・。
シンも対キラかなあ。
デストロイというかステラ、そろそろ・・・。やはりフォウ&ロザミアコースなのかな?
と最後まで望みを掛けたかったですが。
シンがあの調子じゃ・・・・なんか助かっても報われないなあと思った予告でした(悲)。
ではまた。
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by inazuma-pikari11 | 2005-05-22 00:31 | destiny感想
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