アーサー君の憂鬱(1)

あああああ~~
デュランダル議長じきじきにこのミネルバに補充兵としてパイロットが送られてきたのだが。
またもやFAITHだとか!
何たることだ。


このミネルバにも経験は浅いが勲章を授与されるであろう、シン・アスカも、冷静沈着なレイもいる。何より、私は決断力があって心の大きな、ああ、言葉は悪いかもしれないが姉御肌で麗しきタリア艦長の副官を、それは完璧に、そしてお忙しい艦長に代わって私のできることはそのお手を煩わせないように注意を払い、毎日その任務を勤め上げてきたと自負している。

なのにいつの間にかFAITHに復帰してザフトに出戻ってきたアスラン・ザラは、涼しい顔でデュランダル議長からザフトの最新鋭機で登場し、淡々と着任の挨拶を行った。
終戦に尽力した英雄とはいえ2年間、オーヴにいてつい先ごろアーモリーワンで一民間人であった彼がどんな魔法を使ったのやら。
驚くばかりだ!

しかし、彼は我が麗しのタリア艦長にもデュランダル議長から素晴らしいものを預かってきていた。

ユニウス7の落下の折にも、艦長の豪胆な決断によって危険を承知でわがミネルバはこの地球への被害を最小限に食い止めるべく力を尽くした。その功績も著しいだろうが、それを抜きにしても我が艦長はFAITHとしての資格は十分にあった。
やっと、艦長も認められたのだ!

それはもう自分のことのように嬉しい限りで。
いち早くブリッジのクルーに喜びの報告をしたものだ。
CICのメイリン嬢も、勤務中であるからか、喜ぶ私を見てくすりと笑ったが。
キミも任務中でなければ私と手を取り合ってタリア艦長のFAITH就任を喜んだ一人だろう?
…同士よ!

一応あの、スカした出戻りアスランも、艦長には一目置いておりFAITHと言えども艦長の命に従っている。
フン、お前もやはり艦長の素晴らしさをわかったようだな。



「アーサー、今日補充兵が着任するわ、よろしくね」

ディオキアの朝、艦長は士官食堂で開口一番私にそう告げ資料を手渡された。
そして、その渡されたデータを見てまた・・・!

えーと、ハイネ・ヴェステンフルスね。
ん?一隊長でこんな名前のエースがいたな。
確か彼も。
FAITH,FAITHねぇ。
作戦の立案・実行も許され、指揮官より上の命令権を持つこともできる、名誉ある・・・。

えええええええ~~!

また、またですか?

「そうなのよ。まったく何を考えているのかしらね」

まったくです(泣)
3人も同じ艦にFAITH.

「このミネルバをFAITH専用艦にでもするおつもりかしら?デュランダル議長は」

ええええええ~~!
なんと、何とおっしゃいました?

あ、あの、私の副官としての立場は・・・・!


魂の抜けた私は、この後何度か艦長の怒声を浴びた。

「アーサー何ボーっとしてるの!しっかりしなさい」

ああ、その美しきお声での叱咤激励、それが私めの生きがい。
この立場を死守したい。
艦長、一生ついて行きます。
お側においてください。

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同じ艦に3人のFAITH…。
アーサーはどう思っているだろうと考えていたらこんなことに!
これはあくまで私のアーサー君に対するイメージ。
タリア親衛隊&下僕希望な副官ですから。
苦情は一切なしで。


続く・・・?かな。
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by inazuma-pikari11 | 2005-03-25 00:12 | 種・運命関係雑記
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